驚きの大型トレードが成立


オーランド・マジックが1日にして別のチームになってしまいました。いやぁ、驚きましたね。マジックファンにとってはショッキングな1日だったのではないでしょうか。


既にご存知の方も多いでしょうが、今日、マジックが2件の大型トレードを成立させました。その内容は下記のとおりです。


<マジック←→サンズ>
ヴィンス・カーター(サンズへ)
マイケル・ピートラス(サンズへ)
マーチン・ゴータット(サンズへ)
2011年1巡目指名権(サンズへ)
金銭(サンズへ)
ジェイソン・リチャードソン(マジックへ)
ヒド・ターコルー(マジックへ)
アール・クラーク(マジックへ)


<マジック←→ウィザーズ>
ラシャード・ルイス(ウィザーズへ)
ギルバート・アリーナス(マジックへ)


アマレ・スタウダマイアーにかわるオフェンスの柱が必要だったサンズ、ジョン・ウォールを中心に据えたチーム再建のためにアリーナスの引取り先を探していたウィザーズにとっては、今回のトレードは納得の内容だったと言えそうです。問題はマジックなんですが……うーん、何をしたかったのかよく分からないというのが私の率直な感想です。とりあえず予想されるスターターの顔ぶれはこんな感じでしょうか。


PG:ジャミーア・ネルソン
SG:ギルバート・アリーナス
SF:ジェイソン・リチャードソン
PF:ブランドン・バス
C:ドワイト・ハワード


……アリーナスと J-Rich を併用するならこんな感じになりますかねぇ。SG:J-Rich、SF:ターコルーという布陣も考えられますが、アリーナスがベンチスタートで納得するかは疑問です。年々成績を落としていたルイスの放出は理解できますが、アリーナス獲得は大きなギャンブルになりそうです。カーターにしても、全盛期を過ぎたとはいえまだまだオフェンス面でチームに貢献できる選手なのに、随分安売りしたような印象を受けます。


今日のシクサーズ戦も含めて最近7試合で6敗を喫したマジックですが、その前には11試合で10勝を記録していましたし、今回のようなトレードをこのタイミングで敢行する必要があったのか、個人的には大いに疑問を感じます。


今日のトレードがマジック、そしてサンズとウィザーズにどんな結果をもたらすのか、各チームの今後の戦いぶりから目が離せません。