ロックアウト終結


昨日、NBA側と選手側の労使交渉が仮合意に達しました。丸5ヶ月に及んだロックアウトはついに終結する見込みとなり、11-12シーズンは現地時間のクリスマスに開幕、レギュラーシーズンは66試合に短縮される予定です。前回の交渉決裂時点でシーズン全体の消滅は不可避かと思われましたが、最後の最後で両者が譲歩し、シーズン開幕への道が開かれることとなりました。


長期に渡る労使紛争、プレシーズン全体とレギュラーシーズンの1部中止により、リーグ・選手の双方が失ったファンの信頼、経済的損失は計り知れません。しかし、1ファンとしては、何はともあれ今年もNBA観戦で熱くなれる季節を迎えられることに対する喜びと安堵を禁じえません。「NBAがない冬」という最悪の事態を避けられて本当に良かったと思います。


報道によれば、現地時間の12月9日からはFA選手との契約が解禁される模様です。FA選手を多く抱えるチームにとっては、来季へ向けての戦力の再構築が急務となります。これからはおびただしい数の契約情報が飛び交うことになりそうですね。また、トレーニングキャンプやプレシーズンゲームが中止となったことにより、選手達のコンディションがどこまで整っているかも気になるところです。同じくロックアウトでシーズンが短縮された98-99シーズンでも、コンディションが整わずに開幕を迎え、醜態をさらすこととなった選手がたくさんいました。今回も、シーズン全休の可能性が高いと報じられていた中で、すぐに試合に臨めるコンディションを整えられているかどうかは、選手達のプロ意識の高さを測る指標となりそうです。