Rest in Peace to Anthony Mason


気が付けば1か月以上更新が滞ってしまいましたが、その間にNBAではいろんな動きがありました。今更感もありますが、さらっと振り返ってみます。


トレードデッドライン直前には、大きな動きが多数ありました。トレード確実と噂されていたゴラン・ドラギッチは大方の予想通りトレードされましたが、その移籍先はなんとヒート! これは全く予想していなかったので驚きました。ヒート、サンズにペリカンズも加えた三角トレードで、ヒートからはダニー・グレンジャーがサンズへ、ノリス・コールらがペリカンズへ移籍しています。


また、ドラギッチの移籍と同じぐらい驚かされたのが、KGのウルブズへの復帰。選手としての全盛期は過ぎているとはいえ、有望な若手が揃うチームへのインパクトは大きいでしょう。ホームでの復帰戦の映像を観ましたが、鳥肌が立ちました。昔からのウルブズファンにとっては感慨もひとしおでしょうね。ゾーがヒートに復帰したときにヒートファンが抱いた思い、それと同じ気持ちを今のウルブズファンも抱いていているのではないでしょうか。


これ以外にも、マイケル・カーター・ウィリアムスシクサーズ→バックス)、アイザイア・トーマス(サンズ→セルティックス)、ブランドン・ナイト(バックス→サンズ)、レジー・ジャクソン(サンダー→ピストンズ)など、主力選手の移籍が相次ぎ、近年稀に見るインパクトを残したトレードデッドラインとなりました。


また、悲しいニュースもありました。ニックス、ヒートなどで活躍したアンソニー・メイスンが、心臓発作のため48歳の若さで亡くなりました。強靭な肉体を生かしたハードワークとともに、その体格からは想像できないボールハンドリングやパスセンスも兼ね備えた選手で、私も大好きな選手の1人でした。1994年にはニックスの主力としてファイナル進出に貢献。ヒートに在籍したのは00-01シーズンのみでしたが、その年にはキャリアで唯一のオールスター出場を果たしています。


以前、ヒートの公式サイトで紹介されていたメイスンのプレイがこちら。「チーム史上最高のアシスト」をファンの投票で選ぶという企画に、フォワードのメイスンのプレイがエントリーしていたことが、彼の多彩な才能を物語っています。


入院後、一時は容体が回復に向かうのではという報道も流れましたが、2月28日に帰らぬ人に。ご冥福をお祈りいたします。