NBA Japan Games 2022 観戦記 ~ティムに会いたくて~ vol.6
10月2日(日)~その2~
ティムとの2日連続の対面を果たし、もうすべてを達成し尽くした感のある今回の旅行。RさんとDさんは午後から Japan Games 第2戦を観戦されますが、私はチケットがないので、昼過ぎには新幹線に乗って大阪に帰る予定でした。帰り支度もあるので午前中の活動もそろそろ切り上げかなと思い始めていた頃、Rさんのスマホに電話が。
……なんか緊急事態のような雰囲気だけど……どうしたんだろう?
Rさん「アキローさん。」
アキロー「?? 私?」
Rさん「今日、帰りの時間遅らせることってできますか?」
アキロー「え?? できなくはないですけど……?」
Rさん「今日の試合のチケット、ただで譲ってもらえることになったんですけど、試合観ていきませんか?」
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚) なんやて?
Rさん曰く、電話をくれたのはRさんの知り合いで、その方は仕事関係のツテで貰った今日の試合のチケットを持ってるんだけど観に行けなくなったので、興味がありそうなRさんに連絡をくれた、と……
……そんなことって、ある?^^;
この2日間で来世分の運まで使い果たしたと思われるのに、さらに運使っちゃう? もう来世はダンゴムシぐらいにしかなれないんでは?w 良くてテントウムシぐらい?^^;
Rさん「ひとっ走り、チケット受け取りに行ってきますね。^^」
誰に何をどう感謝したらいいのかすら分からなくなってきました…… (´;ω;`)
こうして、いったいどこにストックされていたのかというぐらいの運を消費して、Japan Games 第2戦も観戦できることになりました。急遽、今日の試合も観てから帰ることになったと妻に連絡。「さすがにそれはズルいw」と言われましたw おっしゃるとおり。おっしゃるとおりですが……
だからと言って断るわけないやろ! ( ゚Д゚)クワッ
こうして、東京滞在を急遽延長し、Rさんの車に乗せていただいて3人でさいたまスーパーアリーナへ。ティムとの2日連続の対面は、わずかながらも可能性はあると思っていましたが、さすがに2日連続のさいたまスーパーアリーナは完全に想定外。昨日、次にここに来るのはいつになるかと感慨にひたりながら帰っていったのに……まさかの『「まさかの2日連続」が2回連続』w こんな数式みたいな日本語使ったことないわw
なんかもう、こんなに幸運続きで本当に大丈夫なのかと思ってしまいますが、ここまで来たからには楽しんだもん勝ち! 生涯の思い出となるであろう今回の旅行の締めくくり、Japan Games 第2戦の観戦開始です!
会場内には、第1戦のときにティムがいたというゲームの宣伝ブースもありましたが、この日はティムの姿はなく、イベントをやっている様子もありませんでした。既に終わった後だったのか、イベント自体がなかったのかは分かりません。後から知ったのですが、この日は会場内の別の場所でリチャード・ハミルトンのサイン会が行われていたそうです。
とりあえず、試合前のシュート練習を見たいので席に向かってみると……
めっちゃいい席ッ!! (((( ;゚Д゚)))
フロアレベルまでは下りられないけど、アリーナ席の範囲内であれば自由に動けるので、試合開始前であればかなり前の方まで移動することができます。チームベンチは反対側なので選手にサインを貰うのは厳しそうだけど、シュート練習を見るには十分すぎる環境。
……お金払ってないのになんかすみません……^^;
試合前のシュート練習を見るのも貴重な機会です。カリーはやはりとんでもないし、当たり前だけどみんなめちゃくちゃ上手い。ときどきド派手なダンクも飛び出して会場は試合前から大盛り上がり。試合開始までまだ時間はあるのでゆったりくつろぎながら見ていると……
ティムとムトンボが出てきたぞw
何やら一般ファンと思われる人たちと写真撮影をしていた模様。なんであの人たちが選ばれたのか、どういう趣旨のイベントだったのかは、アナウンスをちゃんと聞いてなかったので分かりませんw
さて、ティムたちはどの辺の席に座るんだろう? コートサイドで誰かと談笑してますね。じゃあ、とりあえず……
限界まで近づいてみたw
こちらは今日サインを貰ったばかりのティムのジャージを着てるので、こちらに気付いてさえくれればリアクションを貰える可能性も。でも隣の人とずっと喋っているので、目線がこっちに来る気配はありません。とりあえず待ちましょう。
まだ喋ってますね。引き続き待ちましょう。
ムトンボが座ってもまだ喋ってます。まだ待ちましょう。
いつまで喋ってるんでしょうか。まだまだ待ちましょう。
席はコートサイドっぽいので、そのまま座ってしまうと気づいてもらえない。運頼み。運のストックはまだ残っているだろうか?
……待つこと約20分……
……写真撮影を求める家族が来ました。応じるティム。
コートを背にしての撮影。体はこちら向き。
視線が……
……来た!
視線をカメラに戻そうとした……
……次の瞬間、私を二度見!!www
ティム「 ( ´_ゝ`)ニヤリ 」
写真撮影後、改めてこちらを見て手を振ってくれました。ファンとして、これほど嬉しいことはありません…… (´;ω;`)
奇跡のスリーピート、ここに実現せり。
……来世はゾウリムシぐらいかもしれない。
こうして2日間で3回目のコンタクトを達成。この瞬間も動画に収めることができたら最高でしたが、1人ではさすがに無理でした。過去2回を動画撮影してくれた仲間の存在がいかにありがたかったかを改めて痛感します。
試合開始前にして既にすべてをやりきった感がありますが、せっかくいただいたチケット、試合もしっかり堪能させていただきますよ!^^
地元日本で躍動する八村の活躍もあり、試合はウィザーズが終始リードを保つ形で進みます。第3Qが終わる頃にはウィザーズのリードは2桁に。ウォーリアーズは主力選手がベンチに下がったので、このまま第4Qはワンサイドゲームになるかと思いきや……ベンチメンバー中心のウォーリアーズが猛チャージを見せ、終わってみれば104-95でウォーリアーズの逆転勝利となりました。
考えてみれば、NBAの試合を生観戦するのは、2006年の新婚旅行以来、16年ぶり。プレシーズンゲームということもあり、両チームとも主力メンバーのプレイタイムは少な目でしたが、目の前でNBA選手のプレイを見られるという貴重な時間を満喫することができました。^^
そして、度重なる幸運と貴重な体験に満ちた私の旅行も、ついに終わりの時を迎えることとなりました。
改めて振り返ってみると、私が東京に滞在した時間は48時間にも満たず、東京行きを決めてから5日すら経っていません。これほどまでに思い出とサプライズが凝縮された時間を過ごすことは、もう二度とないかもしれません。
東京駅まで送ってくれたコレクター仲間のみんなとの別れを惜しみつつ、またいつかの再会を約束して帰路へ。脳裏に浮かぶのは、ただただ感謝という思いです。
素晴らしい応援ボードを描いていただき、サタデーイベントのチケットを譲ってくださったすみこさん。
私の夢の実現のために行動を共にしてくれたコレクター仲間の友人たち。
Japan Games 第2戦のチケットを譲ってくださった、お会いしたこともないRさんの知り合いの方。
ツイッター上でたくさんの応援メッセージをくださった皆さん。
そして2日連続で丁寧に対応してくれた、我が永遠のヒーロー、ティム・ハーダウェイ。
多くの人たちから、直接的・間接的にサポートをいただけたことで、私は長年の夢を叶えることができました。この旅行のことを私は生涯忘れることはないでしょう。
今回の旅行に当たってお力添えをいただいたすべての方々、観戦記を最後までお読みいただいた皆さんに、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました!