KG、ついにミネソタを去る


ついにきたか……という感じです。既にご存知の方も多いでしょうが、ケヴィン・ガーネットがセルティックスへトレードされました。トレードの内容は下記の通り。


セルティックスへ>
ケヴィン・ガーネット


<ウルブズへ>
アル・ジェファーソン
ジェラルド・グリーン
ライアン・ゴメス
セバスチャン・テルフェア
セオ・ラトリフ
1巡目指名権×2
金銭


シーズン中からKGのトレードの噂が絶えなかったとはいえ、このタイミングで成立するとは思っていなかったので驚きました。


KGの加入により、セルティックスはKG、ポール・ピアース、レイ・アレンという3人のオールスター選手を擁することになりました。3人のスーパースターがうまく共存できるのかを危惧する声もあるようですが、インサイドのKG、スウィングマンのピアース、シューターのアレンと、それぞれの役割は明確ですから心配は無いでしょう。むしろ懸念材料は、KG獲得のために5人もの選手を放出したため、ビッグ3の脇を固める選手が非常に手薄になっていることです。特にPGの不足は深刻で、経験豊富なベテランPGの獲得が急務と言えるでしょう。今オフの2つのトレードによって、セルティックスの戦力が飛躍的にアップしたことは間違いありませんが、イースタンカンファレンス優勝を狙えるほどのチームに成長できるかどうかは、今後の補強次第と言えそうです。


一方のウルブズは、長い間チームの大黒柱だったKGを放出して、本格的なチーム再建に乗り出すことになります。一時的には大きな戦力低下は避けられませんが、今年のドラフトでコーリー・ブリュワーらを指名したことに加え、今回のトレードでも有望な若手選手を数多く獲得できたことは明るい材料だと言えるでしょう。彼らが期待通りの成長を見せれば、ウルブズの再建は意外と早く進むかもしれません。


今回のトレードによって大きな変貌を遂げた両チーム。来シーズン、彼らはどのような戦いぶりを見せてくれるのでしょうか。