スーパーボウル


試合から4日経ったので、もうネタバレを気にすることもないでしょう。ということで、遅ればせながらスーパーボウルの感想を。今年は新型インフルのおかげで、期せずしてスーパーボウルの生中継を観ることができましたが、素晴らしい試合で大興奮の連続でした。両チームともミスや反則がほとんどなく、引き締まった内容の試合でしたね。


結果はみなさんご存知のとおり、セインツが球団史上初のスーパーボウル制覇を成し遂げたわけですが、印象に残っているのはなんといってもセインツ、ショーン・ペイトンHCの大胆なプレイコールです。勝ったからこそ「大胆な」という形容詞がつきますが、一歩間違えれば「無謀な」になっていたかもしれません。


中でも度肝を抜かれたのは……やはり後半最初のプレイでのオンサイドキックですね。あのプレイコールを予想できた人は、世界中で1人もいなかったのではないかと。スーパーボウルの歴史を語る上で、今後語り草になりそうですが、もしあのオンサイドキックが失敗していたらどうなっていたことか……。コルツの一方的な試合展開になっていても不思議ではないでしょうし、そうなればあのプレイコールはスーパーボウル史上最悪という評価になっていたかも……。それを承知のうえでオンサイドキックを選択したペイトンHCの度胸には、ただただ脱帽です。


たった1つのプレイが試合の流れを決定的に変える……これが1発勝負のスーパーボウルの怖さであり、最大の魅力でもありますね。この試合を生で観られて本当に幸運でした。