トレードの噂


今シーズンのトレードデッドライン(現地時間2月18日)まであとちょうど1週間。毎年、この時期になると必ずトレードの噂に名前が挙がってくるヒートですが、今年も例に漏れず、というか例年以上に騒がしくなってきました。


現地水曜にYahoo! Sportsが伝えたところによると、ヒートがサンズのアマレ・スタウダマイアー獲得に向けて積極的に動いているとのこと。ヒートからの交換要員としては、マイケル・ビーズリーの名前が挙がっています。


ふむ……。まぁ、この時期にトレードの噂が出てくることも、そこにビーズリーの名前が含まれていることも、予想できたことなので大して驚きはしませんが……アマレを狙ってきますか。メインターゲットはクリス・ボッシュかと思っていたのですが。


サンズは、今季限りで大型契約が切れるジャーメイン・オニールの受け入れには消極的と言われており、ヒートがサンズと1対1でトレードを成立させるためには、ビーズリー放出は避けられないでしょう。しかし、ヒートとしても、今季攻守両面で成長を見せている21歳のビーズリーを放出することはできれば避けたいところです。となると、ヒートが本気でアマレ獲得を狙うためには、もう1チームを巻き込んだ三角トレードが必要になります。ヒートにとって最良のシナリオは、今オフにサラリーキャップの空きを確保したい第三のチームにオニールを放出し、サンズからアマレを獲得するというものでしょう。……まぁ、そう簡単には話は進まないでしょうが。


私個人としては、やはり現時点でビーズリーを放出することには抵抗を感じます。まだまだ荒削りだし、精神的にも未熟な部分がある選手ですが、それでも彼が秘めているポテンシャルの高さを考えると、2年目のシーズン途中に手放すのは早すぎる気がします。生え抜きの選手に頑張ってほしいという気持ちもありますし。


とはいえ、現在のチーム状況にフラストレーションを募らせていると思われるウェイドをチームに残留させるために、今オフを待たずに大きな補強を行いたいというチームの思惑も理解できます。将来よりも今を重視するパット・ライリーの性格も考えれば、ヒートがビーズリーを放出しても驚きはしません。


……とか言っていたら、まったく予想外のトレードが成立したりするかもしれませんが。(笑) ライリーならやりかねませんね。まぁ、この時期はトレードの噂に踊らされて一喜一憂するのも一興、ぐらいの気持ちでいるのが一番いいのかもしれません。はてさて、蓋を開けてみたらどんな結果になっていることやら……。


カロン・バトラー電撃復帰とかないかなぁ。