NBAドラフト前夜


更新をさぼっている間に、気がつけば前回の更新から1ヶ月も経ってしまいました。NBAレイオフも終わり、ワールドカップの試合を観戦する毎日が続いています。あと数時間で決勝トーナメント進出をかけたデンマーク戦のキックオフですね。……生観戦はしませんが。(笑)


一方で、明日はいよいよNBAドラフトが行われます。ジョン・ウォールを筆頭とする上位指名候補の行き先とともに、ドラフト当日のトレードも気になるところですが、ドラフトを翌日に控えた今日、ヒートが動きを見せました。ヒートはデイクァン・クックとドラフト1巡目18位指名権をサンダーに放出し、サンダーの2巡目32位指名権を獲得しました。


ふむ……。既にサラリーキャップに大きな空きがあるヒートですが、ここへきてさらにキャップスペースを広げるためのトレードを行いました。ライリーは本気で、ウェイドとの再契約+大物FA2人の獲得を目論んでいるようです。これで、現時点で来季以降の契約が残っているヒートの選手は、バイアウトが確実視されているジェイムズ・ジョーンズを除けば、マイケル・ビーズリーとマリオ・チャルマースの2人のみとなりました。


今回のトレードにより、ヒートは明日のドラフトで4つの2巡目指名権(32位、41位、42位、48位)を保有することになりました。もし仮にマックス契約クラスの大物FA3人を揃えること(容易ではないことは確かですが)に成功したとすると、その脇を固める選手はミニマム契約のベテランと2巡目指名やドラフト外のルーキーが中心になると考えられます。そういう意味では、ヒートが所有する4つの2巡目指名権は、指名順位以上に大きな意味を持つかもしれません。


FA選手との契約交渉解禁を1週間後に控えた中で行われるNBAドラフト。今年は果たしてどんなドラマが生まれるのでしょうか。