FA交渉解禁へのカウントダウン


日本代表のワールドカップが終わりました。PK戦による結末はいつも敗者にとって残酷ですが、選手達には胸を張って帰国してもらいたいものです。多くの人(私もその中の1人ですが)がグループリーグ敗退を予想していた中で、見事に良い意味で期待を裏切り、我々に多くの感動と興奮を与えてくれました。お疲れ様でした。ありがとう。


さて、先日行われたNBAドラフトでは、大方の予想通り、ジョン・ウォールが全体1位でウィザーズに指名されました。例年は活発に行われるドラフト当日のトレードも、今年は指名権を交換するものがいくつか行われたぐらいで、大物選手の移籍もなく、近年稀にみる無風ドラフトだったと言えるでしょう。


……嵐の前の静けさ、と言い換えるべきでしょうか。


現地東海岸時間の7月1日午前0時1分(日本時間の同午後1時1分)、いよいよ今オフのFA選手との契約交渉が解禁されます。レブロン・ジェイムズ、ドウェイン・ウェイドクリス・ボッシュ、アマレ・スタウダマイアー、ジョー・ジョンソンカルロス・ブーザーらに加え、契約のオプトアウトを表明したダーク・ノビツキーポール・ピアースも今オフのFA選手リストに名を連ねることになりました。これほどの数の超大物選手が同時にFAとなるのは、NBAの歴史上でも初めてでしょう。


当然、FA選手の動向を巡って数多くの噂が錯綜しており、全チーム中で最大のサラリーキャップの空き(40ミリオン超)を持つヒートが噂の中心になっています。先日、レブロン、ウェイド、ボッシュの3人がマイアミで会合を持ったことがESPNなどで伝えられ、3人がヒートと契約するのではないかという噂がまことしやかに囁かれていますが……まぁ、現時点では夢物語の域を出ないでしょう。(あり得ないと断言はできませんが。)


契約交渉解禁まであと数時間。解禁初日から、周囲があっとおどろくようなニュースが飛び込んでくるのでしょうか?