ミシガン大とティムJr.


NCAAの10-11シーズンは、各チームが10試合前後を消化し、中盤に差しかかってきました。ティム・ハーダウェイJr.が加入したミシガンはここまで8勝2敗。APランキング全米5位のシラキュース相手に2点差で惜敗すると、翌日には格下のUTEP(ティム親父の母校)にも敗れて連敗を喫してしまいましたが、その後は5連勝とまずまずの成績です。とはいえ、シーズン序盤は格下との試合が多いので、チームの真価が問われるのはこれからでしょう。次に強豪と当たるのは現地時間28日のパデュー戦(全米19位)、さらに年明けにはカンザス(同3位)、オハイオ州立(同2位)という全米屈指の強豪との2連戦も控えています。全米トップ25へのランク入りを目指すためには、強豪校との対戦でアップセットを演じたいところです。(APランキングは12月15日現在)



ティムJr.はここまで10試合すべてに先発出場し、チーム2位の平均11.1得点と、1年生としては上々の成績を残しています。ただ、FG成功率37.1%、3pt成功率26.8%という数字はSGとしては物足りないところ。センター不在のスモールラインアップで戦っているチームなので、アウトサイドシュートの成功率を高めていかないと今後の強豪との対戦では歯が立たないでしょう。チームとしてもティムJr.個人としても、まだまだ課題は多いと言えそうです。


余談ですが、現在のミシガンには、アル・ホーフォードの弟、ジョン・ホーフォードや、ジョー・デュマースの息子、ジョーダン・デュマースも所属しています。