Back to the Finals


NBAの10-11シーズンもいよいよNBAファイナルを残すのみとなりました。2006年以来、5年ぶりのこの大舞台に帰ってヒート。対するは、奇しくも5年前と同じマブス。ヒートがブルズを破ってファイナル進出を決めて以来、いろんな思いが頭をよぎっています。


ヒートが初優勝した2006年。あれ以来、多くのことがありました。シャックはチームを去り、チームはドアマット転落を味わい、ゾーは引退し、マイケル・ビーズリーをドラフト指名し……そして昨年夏の史上空前の大補強。初優勝の歓喜の輪の中でチャンピオントロフィーが掲げられたあの時から、まだ5年しか経っていないとは。


古くからのヒートファンを除けば、世界中のNBAファンの大半はマブスの優勝を望んでいるでしょう。その心情は理解できます。私自身、いろいろと思うところはあります。5年前、Game 6のファイナルスコア「95-92」が NBA.com に表示されたとき、仕事中に泣きそうになるのを必死にこらえていたいたこと、帰宅後に録画していた試合を改めて観て、泣いたことが思い出されます。今年、もしヒートが優勝したら、あのときと同じように泣けるでしょうか。無理だろうな、たぶん。絶対と言い切る自信はありませんが。


しかし……それでもやはりヒートに勝ってほしいという思いに変わりはありません。レブロンへの批判、ヒートへの批判は聞き飽きましたし、もうどうでもいいです。レブロンが来ていきなり優勝ってどうなのよ……という意見が多いことは十分理解はできますが、ここまでの道は決して平坦ではありませんでしたし、それを乗り越えて優勝できたとしたら、それは偉業以外の何ものでもありません。当然の如く勝ち上がってきたと思われるのは、ちょっと違うと思います。


いろいろな思いが頭をよぎっては消えていくここ数日。5年前にも同じような経験をしましたが、思いの中身はあのときとは違います。ただ、仕事中も落ち着かない日々が続くことは同じでしょう。当時の日記を読み返してみたら、あのときのNBAファイナルはワールドカップドイツ大会と同日の開幕だったことを思い出しました。そう考えると、随分昔のようにも思えますね。5年間が早かったのか長かったのか、よく分からなくなります。


思いついたことをそのまま書いていたら、まとまりのないよくわからん文章になってしまいましたが、ご容赦ください。


様々な思いが交錯する中で幕を開けるNBAファイナル。ティップオフは現地時間の火曜日。熾烈な戦いの先にはどういう結末が待ち受けているのでしょうか。