11-12 Panini Past & Present ボックス開封


Paniniブランドとしては今季ようやく3作目のリリースとなった Past & Present。当初は特段興味もなくスルーの予定だったのですが、ティム・ハーダウェイが今季初めて Panini にラインアップされたことに加え、他のオートも90年代の選手を中心にかなり渋いメンツが揃っていることに興味をそそられ、1箱開封してみました。


ボックスの構成は3オート1メモラで、今季または来季のドラフトピックのレデンプションが箱1で封入。今季のルーキーは初のオート入りRCとなっているため、それを目当てに開封されている方も多いようですが、私的には90年代の渋いメンツのオートの方がそそられます。(笑) ティム以外では、ブライアン・グラント、アンソニー・メイスンあたりを引いてみたいところ。


というわけで開封結果に行ってみましょう。



 


左がレギュラーで、右はサブセット。古い感じを出すために表面に汚れのようなデザインが入っていますが、個人的にはイマイチな印象。レトロ路線のデザインはいいけど、わざわざそんな加工を入れなくてもよかったように思います。




こちらはレギュラーとは別デザインの Variation。レギュラーと似たデザインなので見落とされがちかも。私も最初は気付きませんでした。全部で50種ありますが、箱で1枚しか出なかったので、選手別コレクターにとっては意外とやっかいな存在になるかもしれません。早めに押さえておくことをお勧めします。ところで、グラント・ヒルはいつからスパーズの選手になったんでしょう?(笑)



 
 


各種インサート。Fireworks(左上のメロ)は今までにない加工でなかなかかっこいいのですが、もう一押し欲しかったなぁという印象。デザインにもう一ひねり加えて、オッズを1:288とかにしたら結構人気出たかもという気がします。そういう意味でちょっと残念。Bread for シリーズは、敢えて写真の画像を荒くしてレトロ調を強調しようとして完全に失敗した感じです。(笑) インサートはパックを開けているといろいろと出るものの、だからといってそれで楽しめるかというとそうでもありません。


続いてはヒット系。まずは箱1のジャージ。




Gamers Peja Stojakovic


ジャージの窓枠が思っていた以上にでかいです。パッチだといい感じになりそうですね。


それでは、メインディッシュのオート。個人的には中途半端な若手のオートよりも90年代の選手希望。でも80年代以前は分からないのでできれば避けたいところ。(笑)




Elusive Ink Rod Strickland


…期待に違わぬ渋さ!(笑) ロッド・ストリックランド…懐かしいなぁ。(笑) 写真はブレッツ時代のものですが、個人的にはブレイザーズ時代の方が印象が強いです。キャリアベストは97-98シーズンの平均10.5アシスト。いいPGでしたね。実はヒートにも1シーズンだけ在籍していて、スターターも務めていたことはほとんど知られていないでしょうが。(笑)




Elusive Ink Bryant Reeves


ビッグカントリー! 渋過ぎる!(笑) グリズリーズがチーム史上初めてドラフト指名した選手です。(95年全体6位) 2年目の96-97シーズンには16.2得点、8.1リバウンドの成績を残し、将来有望と期待されましたが、ロックアウトの影響で短縮された98-99シーズンにウェイトオーバーで故障。その後も故障を克服できず、大型契約に見合う活躍を見せられないままわずか6シーズンで引退することとなりました。今思えば、故障するまではいい選手だったなぁという印象です。ロックアウトでキャリアを狂わされた選手の1人ですね。




2011 Draft Pick Autograph Redemption #XRCP


最後の1枚は今季のRCオートのレデンプションでした。通し番号は「P」ですが、選手が誰かは現時点では未定。10月29日にウェブ上で発表されるとのことです。数字ではなくアルファベットを使っているぐらいだから、並び順と選手のドラフト順位は関係ないのかな。このカード狙いで開けている人が多いようですが、個人的にはあと1枚渋い選手のオートを引きたかったなぁという気もします。ヴィン・ベイカーとかいいなぁ。(笑)


というわけで、期待に違わぬ激渋なオートを入手し、価格云々以前に楽しむことができましたが、最後の1枚が現時点では当たりかはずれか全く分からんので、消化不良な印象は拭えない結果となりました。どうせなら最後まで渋め路線でもよかったのですが。(笑) まぁでも、カイリー・アーヴィングって可能性も皆無ではないので、好結果だと信じて待つしかないですね。


1万円で3枚のオートが出ますが、その多くが90年代以前の選手であることを考えると、その時代を知らない方にはあまりお勧めできないブランドです。逆に、その時代にリアルタイムでNBAを見ていた人にとっては(もとを取れるかどうかはともかくとして)楽しめるブランドではないでしょうか。