2007 NBAドラフトロッタリー


今年のNBAドラフトのロッタリー抽選会が行われ、ブレイザーズが5.3%という低確率を引き当て1位指名権を獲得しました。続く2位指名権はソニックス、3位指名権はホークスが引き当て、今シーズンの成績ワースト2だったグリズリーズセルティックスは、いずれも3位以内の指名権を得られないという予想外の結果となりました。


うーむ……グリズリーズセルティックスのファンにとってはかなりショックな結果でしょうね。個人的には、またスター選手がウエストのチームに行ってしまうというのはちょっと残念だったりしますが……。


大豊作と言われる今年のドラフトで、幸運にも1位指名権を獲得したブレイザーズは、順当にグレッグ・オデン(オハイオステイト)を指名するでしょう。ブレイザーズは昨年のドラフトで、ブランドン・ロイとラマーカス・オルドリッジを獲得したばかりですが、ここにさらにオデンが加わるとなると、将来が非常に楽しみですね。強豪チームとして返り咲く日も遠くないかもしれません。ただ、ランドルフとオルドリッジがいるフロントコートにさらにオデンが加わると、誰かがスターターをはずれるということに……。ランドルフをSFで起用して3人併用という可能性もなくはないですが、ちょっと厳しい感じもします。オルドリッジを控えに回すのが無難な選択でしょうが、これまでもたびたび噂に挙がっていたランドルフのトレード話が再び持ち上がるかもしれません。


2位指名権を得たソニックスですが、こちらも順当にケヴィン・デュラント(テキサス)を指名する可能性が高いでしょう。ただ、そうなるとラシャード・ルイスとポジションがかぶってしまいます。ルイスかデュラントのどちらかをPFで起用するという手もありますが、2人ともPF向きの選手ではないので微妙なところ……。ルイス放出という可能性もあるかもしれません。


3位以下の指名予想については、またそのうちに。ちなみに、今年のホークスの指名権は、3位以内を獲得できなければサンズに譲渡されることになっていました。今年のドラフトで、サンズは最高で4位指名権を得る可能性もあったわけですが、サンズファンの願いも空しくホークスが3位指名権を獲得しました。ホークスファンは胸を撫で下ろしていることでしょう。なお、サンズは来年のホークスの1巡目指名権を無条件で獲得することができます。