来シーズンのヒート


アロンゾ・モーニングが現役続行と来シーズン限りでの引退を表明しました。ヒートの魂とも言うべき彼のプレイを来シーズンも見ることができる……それだけで、私にとってはこの上ない喜びです。泣いても笑っても来シーズンが現役最後のシーズンとなるゾー。彼の最後の勇姿を目に焼き付けておかなければ……。


さて、ゾーの最後のシーズンを再び優勝で飾りたいヒートですが、現状を見る限り、前途は多難と言わざるをえません。PGとSFの強化が最大の課題ですが、オフに入ってからの補強は後手にまわっています。獲得を目指していたラシャード・ルイスはマジックと契約し、モーリス・ウィリアムスはバックスと再契約、スティーヴ・ブレイクもブレイザーズと契約してしまいました。さらに、チーム内のFA選手では、ジェイソン・カポーノが早々とラプターズとの契約に合意し、ジェイムズ・ポージーも放出の可能性が高そうです。せめてサイン&トレードで見返りを獲得できればいいのですが……。またドラフトでも、獲得を狙っていたPGは20位までに全員指名されてしまい獲得できず。結局、ドラフト当日のトレードでデクァン・クック(オハイオステイト)を獲得しましたが、大学時代の実績があるわけでもなく、戦力としては未知数です。


今後はトレードによる補強を狙っていくことになるでしょうが、となるとユドニス・ハズレムやドレル・ライトあたりがトレード要員とならざるを得ないわけで……うーん、生え抜きの彼らを放出してベテラン選手を獲得して、それでチームの未来が明るくなるとも思えないんですよね……。アントワン・ウォーカーをトレード要員として使えれば理想的ですが、あと2年の契約が残っているウォーカーの引き取り手はないでしょう……。契約残り1年のジェイソン・ウィリアムスを欲しがるチームはあるでしょうが、そもそも手薄なPGを補強するためにジェイソンを放出するというのは本末転倒で考えにくいですし。


うーん、結局、ゾーの現役続行以外、何一つ明るい話題がないというのが現状ですが(敢えて挙げるなら、手術後のウェイドの経過が良好なことぐらい)……ライリーは次にどのような手をうってくるのでしょうか?


……ひょっとして、HC辞任だったりして……(汗)