彼の名はキース・アスキンス


ヒートは開幕2連敗のスタートとなってしまいました。昨日のピストンズ戦に続き、今日のペイサーズ戦でもシャックの不調が響いています。昨日は9得点、7リバウンド、4ターンオーバー、今日は8得点、7リバウンド、6ターンオーバー。いずれの試合もファールトラブルで出場時間は30分に届かず、今日はFGも4/13と酷い数字です。怪我の影響でプレシーズンでの試合出場が限られていたため、コンディショニングが万全ではないように見えます。


新加入のリッキー・デイヴィスがピストンズ戦で23得点、ペイサーズ戦で13得点、14リバウンドの活躍を見せていますが、ウェイドの復帰まではシャック頼みのチーム状況に変わりはありません。シャックの調子が上がってこないようだと、ヒートは厳しい戦いを強いられることになるでしょう。


なお、シーズンオフに肩と膝の手術を受けたウェイドですが、今日、ドクターから試合出場の許可が下りたようです。ただ、チームもウェイド本人も体調が100%になってからの復帰を望んでおり、試合出場までにはまだしばらく時間がかかるでしょう。


ところで話は変わりますが、ヒートのオフィシャルサイトに07-08シーズン版の壁紙がアップされています。先日確認したときは、ウェイド、シャック、ゾー、ユドニスの4人だけだったんですが、今日再び覗いてみたらなんとキース・アスキンス(現アシスタントコーチ)の壁紙があるではないですか! 今季はヒートのチーム創設20周年にあたり、グレン・ライスやロニー・サイカリー、シャーマン・ダグラスら過去のヒートの選手の壁紙がアップされています。(ティムが入っていないのが非常に不満なのですが……例の発言の影響があるのでしょうか……) その中にアスキンスもラインアップされているわけですが、現在のアシスタントコーチであることを考えてもこの人選は渋い!(笑) というわけで早速愛用PCの壁紙に設定しました。


アスキンスの現役時代のことを覚えている人って、よほどのヒートファンじゃない限りほとんどいないんじゃないかと思いますが、私は現役時代から彼のファンでした。目立つタイプの選手ではありませんでしたが、ディフェンス力には定評があり、キャプテンとしてチームの精神的支柱でした。1990年にNBA入りしてから1999年に引退するまで、ヒート一筋で9シーズンをプレイし、出場試合数でチーム史上2位、スリーポイント成功数で同6位、リバウンド数、スティール数、ブロック数でいずれも同11位の成績を残しています。キャリア通算成績は、486試合に出場して平均3.8得点、2.9リバウンド、3pt成功率35.5%。引退後はすぐにライリーに招かれてアシスタントコーチに就任しました。


私が2004年に観戦旅行でマイアミを訪れた際には、直接本人からサインをもらうという幸運に恵まれました。(詳しくはこちら。) シュート練習終了後、ロッカーに戻ろうとした足を止めて快くサインに応じてくれたときの感激は今でも忘れません。


現在はライリーの右腕として活躍するアスキンスAC。ヒートのベンチに蝶ネクタイを着けた人物がいれば、それが彼だと考えてもらって間違いないでしょう。(笑) 将来、彼がNBAチームのHCに就任する日がくることを、そしてそのチームがヒートであることを、私は願っています。