ヒートがショーン・リビングストンと契約


ヒートが、クリッパーズからFAになっていたショーン・リビングストンと契約しました。


リビングストンは1年半前に膝に大怪我を負い、それ以降は試合に出場していません。一時はキャリアが終わったとまで言われていましたが、今では5対5の練習に参加できるまでに回復しています。とはいえ、健康状態が完全に回復したわけではなく、クリッパーズは来季のリビングストンとの契約オプションを行使しませんでした。


ヒートにとっても、健康状態が完全に回復するかどうか分からないリビングストンと契約することはギャンブルだと言えます。しかし、2004年のNBAドラフトで全体4位で指名された彼が、もし100%の健康状態に戻れれば、今回の契約はヒートの将来を左右するほど大きな意味を持つことになるかもしれません。


身長6-7のリビングストンは、身体能力とサイズを持ち合わせたPGであり、しばしば若い頃のペニー・ハーダウェイと比較されるなど、若手のホープでした。問題は、彼の身体能力が故障以前のレベルに戻るかどうかですが、彼はまだ23歳であり、リスクを冒してでも彼の回復を待つ価値は十分にあるでしょう。


リビングストンの加入により、ヒートのPGはマーカス・バンクス、クリス・クイン、マリオ・チャルマースとリビングストンの4人になりました。当面はバンクス、クイン、リビングストンの3人がスターターを争うことになるでしょうが、リビングストンの健康状態が順調に回復すれば、高額契約を抱えるバンクスがトレード要員になる可能性もあるでしょう。チームとしてもファンとしても、来シーズン中にリビングストンがスターターに定着してくれることを期待したいところです。


ところで、一部報道では、某チームで問題発言を繰り返している某PGが放出された場合、ヒートが獲得に動くのではないかと噂されていましたが……リビングストン獲得により、その可能性は消滅したと言っていいでしょう。個人的には一安心です。ふぅ。(笑)