NBA 08-09シーズン開幕


NBAの08-09シーズンが開幕しました。毎年思うことなんですが、NBAファイナルが終わったのがつい先日のように感じられます。早いですねぇ。


さて、ヒートはというと、敵地でのニックス戦に敗れて黒星スタートとなってしまいました。オフェンスはともかく、120点を与えたディフェンスが課題と言えそうです。


個人的に注目していたのは、先発PGとCを誰が務めるかでしたが、Cは予想通りユドニス・ハズレムでした。今季はCでの出場が増えると予想されるユドニスは、FG 10/14で23得点、10リバウンドの活躍を見せてくれましたが、PFでも大柄とは言えない彼をCで起用しなければならないところが、ヒートのフロントコートの手薄さを表しています。なんか、ブライアン・グラントがCを務めていた頃を思い出しますね…。ユドニスは優れたディフェンダーですし、体を張ったプレイが持ち味のハードワーカーですから、Cとしても結果を残してくれるでしょうが、ディフェンス面でのミスマッチはいかんともしがたく、彼を常にCで使い続けるのは厳しいでしょう。ただ、かといってマーク・ブラントがドワイト・ハワードやヤオ・ミンを止められるかというと、それはそれで厳しいものがあります。ゾーの復帰を信じて、それまではユドニスの奮闘に期待するしかないのでしょうが、怪我が心配です…。プレシーズン早々にマグロアが故障したのが痛いですねぇ。


一方、PGのスターターは私の予想に反して、ルーキーのマリオ・チャルマースが務めました。しかも、17得点、7リバウンド、8アシスト、1ターンオーバーという素晴らしいデビュー戦となりました。もともと開幕前の期待度は非常に高かったものの、マリファナ騒動で評価を落としたこともあり、開幕から活躍できるかどうかは疑問だったのですが…いい意味で期待を裏切ってくれましたね。この調子で、(選手としても人間としても)着実に成長していってほしいものです。


ところで、ニックスではステファン・マーブリーとエディー・カリーの出場機会がなかったことが話題になっています。特にマーブリーを使わなかったダントーニHCの判断は、ニックスの勝因の一つと言えるかもしれません。オーナーが契約のバイアウトに難色を示しているおかげでチームに留まっている彼ですが、やはりニックスを去る日は近いかもしれません。