Topps T-51 Murad を開封


2月26日の日記で紹介した Topps T-51 Murad。レギュラーにティムがラインアップされており、パラレルもあるので早めに入手したいのですが、eBayなどを見ていてもなかなか出品されてきません。しかも、Topps社のHPにも製品情報がアップされていないので、実際のパラレル構成もいまいちよく分かりません。もともとの情報では、パラレルは1パックに1枚、12パックに1枚、25シリアル、Printing Plate、1of1という構成だったんですが、実際に開封した方に聞いてみても、どうもよく分からないとのことでした。


分からないなら自分で確かめよう、ということで、1箱開封してみました。あまり大きな当たりが期待できるブランドでもなさそうなので、今回の目標は、パラレルの構成を確認することと、ティムのレギュラー(と、あわよくばパック1のパラレルも)を入手すること。


ということで開けてみましたが、真っ先に感じたことは……パラレルの構成がよく分からない。(笑) パックの裏に書かれたオッズを見る限りでは、いろいろと出てきて楽しそうな印象を受けるんですが、開けても開けても出てくるのはパック1のミニカードのみ。いったいどうなっているのか、よく分からないという人が多いのも頷けます。そこで、今回は Topps T-51 Murad のパラレル構成について、ネットの情報なども参考に調べてみました。


まず、パックの裏に書かれている Topps T-51 Murad のインサート、パラレルの出現オッズは下記のとおりです。(通常の Mini Parallel は表記されていませんが、ミニカードはパック1で必ず何かが出ます。)


Short Print Base Cards 1:3(箱に8枚)
Rookie Variation 1:6(箱に4枚)
Short Print Mini Parallel 1:12(箱に2枚)
Rookie Variation Mini Parallel 1:18(箱に1.3枚)
Mini Black Border Parallel 1:12(箱に2枚)
Mini Framed Silk Parallel 1:34(箱に0.7枚)
その他のインサート、パラレルは省略


Short Print Base Cards は、レギュラーカード全230枚のうち、#201〜#230のものと思われます。中には、なぜこの選手がショープリ?っていう顔ぶれもちらほら見受けられますが……。(笑)


Rookie Variation は、単にRCのことを指しているのかと思ったんですが、eBayなどを調べてみると、ルーキーは1選手につき2種類の絵柄があるらしく、ポートレイト風の絵柄になっているものが Rookie Variation にあたるようです。今回の箱からは4枚出ているので、オッズ通りです。(写真は、左が通常版RC、右が Rookie Variation)


  


次に Murad Short Print Mini Parallel ですが、これはパック1で出るミニカードのうち、上記の#201〜#230 のものでしょう。調べてみたら、たしかに箱から2枚出ていました。Murad Rookie Variation Mini Parallel も同様に、上記の Rookie Variation のミニバージョンです。こちらは、マリオ・チャルマースが出ていました。引いたときは気付きませんでしたが、これは結構ラッキーだったかも。(笑)


さて、問題は次なんですが……Murad Mini Black Border Parallel、オッズ通りに出ていれば、今回の箱からも2枚でているはずなんですが、何回見直しても黒枠のミニカードなんて1枚も出ていません。うーん、おかしいな……オッズ以下の不運な箱を引いてしまったとしても、1枚も出ないってことはないと思うんだけど……と思ってeBayなどをいろいろと調べてみたら……分かりましたよ、違いが。たしかに2枚出てました。


  



左が普通のミニカード、右が Black Border なんですが……これ、分かりにくすぎ! 黒枠って言うからには、もっと真っ黒で分かりやすくしてくれればいいのに、これは黒というよりも銀色です。しかも、ぱっと見て判別するのが難しいぐらい似たような色合い。深く考えずに見ていたら、まず間違いなく見落とすでしょう。私はかなりじっくり見ていたのに見落としました。うーん、この紛らわしいデザインのカードが箱から2枚しか出ないというのは……やばいですね。下手な少数シリアルよりはるかにやばいです。早くティムを入手しないと、かなり手こずりそうです。こういうのはまじで勘弁してください……。


最後に Murad Mini Framed Silk Parallel、これは見落とすことはないでしょう。25シリアルだし、布だし。(笑) ただ、一つ大きな難点があります。それは……カードのどこにも選手の名前が書かれていないこと。顔を見て分かる選手ならいいですが、マイナーな選手で背番号も見えないデザインだったら、誰だか分かりませんよ、これ。(笑) NBAに詳しくない人が引いたら、誰だか分からずオークションに出品すらできないかもしれません。ちょっと不親切すぎるんじゃないかと思いますね……。


ということで、パラレルやインサートの構成も分かったところで、今回の開封結果を見てみましょう。


Short Print Base Cards
省略


Rookie Cards
Rudy Fernandez、Joe Alexander、Marreese Speights


Rookie Variation
Kevin Love、Eric Gordon、Robin Lopez、Kosta Koufos


Mini Parallel
Josh Smith、Zaza Pachulia、Bill Bradley、Jason Kapono、Manu Ginobili、
Yi Jianlian、Jamal Crawford、Jason Maxiell、Jose Calderon、Derek Fisher、
Corey Brewer、Darko Milicic、Billy Cunningham、John Salmons、
Chris Duhon、Sean Williams、Courtney Lee、Rudy Fernandez、J.J. Hickson


Short Print Mini Parallel
Paul Pierce、Deron Williams


Rookie Variation Mini Parallel
Mario Chalmers


Mini Black Border Parallel
Gerald Wallace、Darrell Arthur


Framed Silk Parallel (/25)
Anthony Randolph


Box Topper Cabinet Card
Carmelo Anthony


Relic Black Parallel (/51)
Caron Butler


Autograph
Mike Miller


25シリアルのルーキーパラレルにジャージパラレルと、オッズ的には良い部類に入るんでしょうが、オートがね……。(苦笑) ティムのレギュラーは引けましたが、残念ながらミニカードは出ませんでした。普通のミニカードも黒枠版も、なかなかeBayに出てきにくいところなので、早めに入手しておかないと手こずりそうで怖いです。もし入手された方がいらっしゃいましたら、好条件でトレードさせていただきますので、是非ご一報ください。