ティムコレクション お気に入りランキング(レギュラーカード編)


今回は久々に、ティム・ハーダウェイのコレクションの中からお気に入りのカードをランキング形式で紹介します。前回、コレクションランキングを紹介した時には、たくさんの方からコメントをいただくなど、大きな反響があって驚きました。自分のコレクションを見て楽しんでいただけるというのは、コレクター冥利に尽きますね。今回も完全に自己満足の世界ですが、お付き合いいただければ幸いです。ちなみに、前回紹介したランキングはこちら↓です。


ティムコレクション お気に入りランキング (2009年2月11日)


前回は全コレクションの中から、思い入れのあるカードを紹介させていただきましたが、今回はレギュラーカードに限定したランキングにしたいと思います。



10位  97-98 Metal Universe Championship #70



このシリーズのユニークなところは、選手の所属チームの本拠地がある街の写真がレギュラーカードの背景に使われているところです。同じチームの選手でもそれぞれ別の写真が使われているため、全レギュラーカードのデザインが異なるという、おそらくNBAカード史上唯一のブランドでしょう。画像ではちょっと見にくいですが、ティムのカードの背景はマイアミビーチです。



9位  96-97 Topps Chrome #216



言わずと知れたToppsの人気ブランド、Topps Chrome が初登場したシーズンのものです。私自身も大好きなブランドの1つで、このシリーズは毎年欠かさず買っています。ティムが得意とするポストアップの写真が使われているのもいいですね。



8位  97-98 Finest #265 (Bronze)



Topps Chrome と並ぶ Topps の人気ブランド、Finest からの1枚です。この年は前年に引き続き、レギュラーカードが Bronze、Silver、Gold の3種類存在し、それぞれ出現オッズが異なるというユニークな構成で人気を博しました。ティムは Bronze に2枚、Silver に1枚ラインアップされています。



7位  99-00 Topps Gallery #4



ブランド名の「Gallery」が示すとおり、選手の写真が額入りで飾られている様子がデザインのコンセプトになっています。あまり知られていませんが、このシリーズのレギュラーデザインは秀逸ですね。使われている写真も気に入っています。



6位  95-96 Metal #52



斬新なカードデザインが好評を博し、Fleer の人気ブランドとしてシリーズ化された Metal シリーズの元祖です。シンプルなレギュラーカードが主流だった当時において、このシリーズのデザインは異彩を放っていました。今から見ても、このクオリティは素晴らしいと感じますね。10位のカードもこのシリーズの後継ブランドです。



5位  96-97 E-X2000 #34



前年の Hoops に登場したレアインサート「Skyview」のデザインをレギュラーカードに採用したブランドで、Skybox の人気シリーズとして多くの後継ブランドが生まれた E-Xシリーズの元祖です。カードの背景にスライド風のフィルムを使用したデザインが秀逸ですね。パラレル版の Credentials も人気を呼び、翌年に登場する伝説的パラレル、Essential Credentials に繋がっていくことになります。



4位  99-00 Topps Gold Label #64 (Class 1 Gold)



前年の Topps にインサートとして登場したシリーズが、翌年にブランド化されたものです。このブランドは生産数が少なく、またあまり話題にもならなかったので知名度は低めですが、レギュラーのクオリティは非常に高いです。定番ブランドとして定着しなかったことが惜しまれます。ちなみに、レギュラーには Class 1 から Class 3 までの3種類があり、さらにそれぞれに2種類のパラレルが存在するため、全て集めるのが大変なコレクター泣かせのシリーズでもあります。(笑)



3位  94-95 Finest #305



Finest シリーズから2枚目のランクインです。このシリーズのデザインは好みが分かれるところかもしれませんが、個人的には非常に気に入っています。また、このシーズンは私がカード収集を始めた年でもあり、当時高校生だった私にとって Finest は手が届かない高級ブランドでした。そういう意味でも、非常に思い出深い1枚です。



2位  96-97 Flair Showcase #52 (Row 1)



Legacy Collection で一世を風靡した人気ブランド Flair Showcase が初めて登場したシーズンのものです。2枚の写真を使用した高級感溢れるデザインは見事ですね。レギュラーカードは選手ごとに Row2、Row1、Row0の3種類があり、いずれも秀逸なデザインです。



1位  94-95 Emotion #29



数あるレギュラーカードの中で、私が最も気に入っている1枚です。このブランドは特に有名なインサートが入っているわけでもなく、知名度はそれほど高くはありませんが、レギュラーカードのデザインは素晴らしいの一言に尽きます。選手の上半身アップの写真が多く使われていますが、何と言っても写真の構図が素晴らしいです。また、選手1人1人に異なる単語が書かれているのもユニークです。ティムの場合は「INTENSE」……「(感情が)激しい、熱烈な」といった意味の言葉です。ティムにぴったりですね。(笑) オートやパッチがなくても、デザインだけでこんなに素晴らしいカードができるという見本のようなブランドです。 



ティムコレクションの中から、個人的お気に入りと言える選りすぐりの10枚を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。膨大な数のレギュラーカードの中から10枚に絞るのはかなり大変でした。(笑) 今回のランキングを作るために、久々にレギュラーカード1枚1枚を見直してみて改めて思ったのは、レギュラーカードにはオートやパッチなどのレアカードには無い魅力があるということです。シンプルなデザインのものから高級感のあるものまで、それぞれに味がありますね。高額なレアカードもいいですが、時にはコレクションの中のレギュラーカードを眺めてみるのも楽しいものです。カード収集を始めた当初の、パックから引いたレギュラーカードの1枚1枚に一喜一憂していた頃の気持ちを忘れずにいたいものですね。