スキップがヒートに復帰


ネッツとの契約バイアウトに合意しFAとなったレイファー・オルストンが、ヒートと契約しました。ニューヨークのプレイグラインドの伝説的選手であり、「スキップ・トゥ・マイ・ルー」のニックネームでも知られるオルストンは、03-04シーズンにヒートに所属しており、久々のヒート復帰となりました。また、オルストン獲得に先立って、ヒートはクリス・クインと将来のドラフト2巡目指名権、金銭をネッツに放出し、今オフのドラフト2巡目指名権を獲得しています。


いやぁ、この補強は個人的にかなり嬉しいですね。オルストンがヒートに所属していた03-04シーズン、それは私がマイアミに観戦旅行に行ったシーズンでした。当時ルーキーだったウェイドの怪我により、私が観戦した3試合すべてでPGのスターターを務めたオルストンは、ウェイドの不在を感じさせない見事な活躍を見せてくれました。特に古巣バックスとの対戦では、23得点、8アシスト、5リバウンド、4スティールという大車輪の活躍でした。(詳しくは2004年3月4日5日の観戦記をご覧ください。) あぁ、懐かしい……観戦記を久々に読み返してみたら、早く観戦記を完成させろという声が聞こえて当時のことがまるでつい先日のことように思い出されました。またマイアミに行きたいなぁ……。


ちなみに、オルストンの03-04シーズンのスタッツは、全82試合に出場(うちスターターが28試合)し、平均10.2得点、4.5アシストでした。それまで安定した成績を残せずにいたオルストンがNBA選手としての地位を確立したのは、ヒートでの活躍が認められた03-04シーズンだと言えるでしょう。そのオルストンが、ラプターズ、ロケッツ、マジック、ネッツを経て再びヒートでプレイすることに。しかも背番号は03-04シーズンと同じ11……ファンとしては感慨深いものがあります。


復帰初戦となった今日のサンズ戦で、オルストンは早速PGのスターターを務め、試合時間残り30秒でジャーメイン・オニールの勝ち越しシュートをアシストするなど、10得点4アシストの活躍でチームの勝利に貢献しました。コービーにブザービーターを決められたレイカーズ戦や先日のセルティックス戦など、強豪チームとの試合を僅差で落とすことが続いていたので、ウエスト遠征6連戦の初戦となった今日のサンズ戦での勝利は非常に大きいです。ヒートは、今後の23試合中18試合がロードという極悪なスケジュールに突入することになりますが、今日の勝利で弾みをつけて何とか乗り切ってほしいところです。


Welcome back Skip !! Go Heat !!