Miami Madness


ヒートの本拠地アメリカン・エアラインズ・アリーナで、ドウェイン・ウェイドレブロン・ジェイムズ、クリス・ボッシュの3人がファンに紹介されるイベントが行われ、10000人を越えるファンから熱烈な歓迎を受けました。



初めて3人揃ってヒートジャージを着ての登場となりましたが……うーん、レブロンのヒートジャージ姿は違和感ありすぎます。(笑) 背番号は、レブロンが予想通りの6、ボッシュラプターズ時代の4ではなく1。私的には、1番はドレル・ライトのイメージが定着しているので、こちらも違和感が……。チャルマースとライトの背番号は問答無用で変更確定です。(笑) まぁ、こればかりは仕方ないでしょう。ライトは残留するかどうかも微妙ですが。


レブロンボッシュの契約はサイン&トレードとなることが正式に決まり、ヒートは2つの1巡目指名権(2013年と2015年)と2つの2巡目指名権をキャブスへ、2つの1巡目指名権(ともに2011年のもので、1つはショーン・マリオンとの交換でラプターズから獲得したもの)をラプターズへ、それぞれ放出しました。


3選手は既に明言していたとおり、マックス契約の上限金額より少ない金額で契約しました。ESPN の記事によれば、レブロンボッシュは6年総額110ミリオンで1年目が14.5ミリオン、ウェイドは6年総額107.5ミリオンで1年目が14ミリオンとのこと。契約には4年目終了時点での契約打切りオプションが含まれており、契約最終年もプレイヤーオプションとなっているため、3人は全員、2014年と2016年の夏に再び無制限FAになる権利を有していることになります。


また、ヒートは3人との契約に先だって、予想通りマイケル・ビーズリーを放出しました。トレード先はウルブズで、交換要員は……来年のドラフト2巡目指名権1つ。(苦笑) 放出は仕方ないと割り切るしかないですが、2巡目1個って……。デリック・ローズの次に指名された選手なのに……。荒削りで未熟な部分も多い選手でしたが、長い目で成長を見守っていきたかった……。新天地での活躍を祈っています。(追記:最終的に、2巡目指名権2つとのトレードになりました。まぁ、大して変わりませんが。)


さて、3選手との契約が正式に締結され、次なる焦点は3人の脇を固めるサポーティングキャストをどのように補強するかということになります。3人の来シーズンのサラリー総額は43ミリオン。これにマリオ・チャルマースの約1ミリオンを加えると44ミリオンとなり、58ミリオンのサラリーキャップまで約14ミリオンの余裕があることになります。


噂では、レイカーズからFAになったデレック・フィッシャーや、地元フロリダ大出身のマイク・ミラー(フロリダ大でNCAA準優勝。ちなみに当時のチームメイトの1人がユドニス・ハズレム)の獲得を狙っていると言われていますが、それ以前に最優先で試みるべきことはユドニスとの再契約でしょう。サラリーキャップの残り枠を考えるとかなり厳しいですが、地元マイアミを愛するユドニスが再び実力以下の年俸(それもかなり低めの)で再契約してくれる可能性も残されてはいるでしょう。残留にせよ移籍にせよ、ユドニスが彼にとっての最良の決断を下してくれることを願うばかりです。