イルガウスカスがヒートへ


キャブスからFAになっていたジドルナス・イルガウスカスが、ヒート入りに合意しました。ベテランミニマムの2年約2.8ミリオンの契約とみられています。イルガウスカスはレブロン・ジェイムズと親しい間柄で、レブロンのヒート入りがイルガウスカスの決断の決め手となったのは間違いありません。イルガウスカスの移籍について、レブロンTwitter で歓迎のコメントを残しています。昨季はシャック加入の影響もあり、平均7.4得点、5.9リバウンドの成績に終わったイルガウスカスですが、センターの補強が課題だったヒートにとって貴重な戦力となるでしょう。


それにしても、レブロンに続いてイルガウスカスまでヒートに来てしまうとは……。日本での知名度はあまり高くはないイルガウスカスですが、地元クリーブランドでは非常に人気の高い選手だけに、キャブスファンの心中は穏やかではないでしょうね……。


さて、ウェイド、レブロンボッシュの脇を固めるサポーティングキャストの獲得が急務のヒートですが、現時点での戦力を整理してみると……


PG:マリオ・チャルマース
SG:ドウェイン・ウェイド、マイク・ミラー
SF:レブロン・ジェイムズ
PF:クリス・ボッシュ、ユドニス・ハズレム
C:ジドルナス・イルガウスカス


……こんな感じに。このほか、制限付FAとなっているジョエル・アンソニーは残留が濃厚と見られており、来季はイルガウスカスとスターターの座を争うことになるでしょう。また、ジュワン・ハワードも近日中にヒート入りが決まるだろうと複数のメディアが報じています。となると、次の補強ポイントは PG と SF ということになります。特に PG の補強は急務です。カルロス・アロヨとの再契約が現実的な選択肢だと思いますが、アール・ワトソンやキオン・ドゥーリングといったFA選手との契約もあるかもしれません。