レイ・アレンがヒート移籍に合意


気がつけば、ヒートの優勝から早2週間。FA交渉が解禁され、大きなニュースが連日飛び込んできています。主だったところでは、スティーブ・ナッシュレイカーズへ、ジェイソン・キッドがニックスへ、デロン・ウィリアムスはネッツに残留し、ジョー・ジョンソンもネッツへ。個人的には、ラマー・オドムのクリッパーズ復帰というのもビッグニュースでした。


そして今日、ヒートが今オフ最初の大きな補強を行いました。日本時間の今朝、ヒートのオーナーであるミッキー・アリソンが投稿したツイートがこちら。


‏@MickyArison Its 2:30am in London and I was just woken up with great news. Welcome to the family #20!!


#20とはセルティックスの背番号20。このツイートにより、レイ・アレンがヒートとの契約に合意したことが明らかになりました。アレンに対してはセルティックスも再契約のオファーを提示していた他、クリッパーズも移籍先の有力候補と考えられていましたが、クリッパーズが先日ジャマール・クロフォードとの契約に合意したことにより、選択肢は事実上、セルティックス残留かヒート移籍かの2択に絞られていました。


契約内容は3年約9ミリオン。セルティックスが提示した2年約12ミリオンの条件と比べると、年俸では半額になりますが、アレンはライバルチームへの移籍を決断しました。その背景には、昨季途中にグリズリーズにトレードされそうになったことや、昨季後半は若手のエイブリー・ブラッドリーの控えという立場に甘んじたことなどもあったようです。


アレンの獲得により、懸案であったシューターの補強に成功したヒートは今後、インサイドの強化を狙っていくことになるでしょう。獲得候補としては、マーカス・キャンビーやラシャード・ルイスの名前が挙がっており、近々新たな動きがあるかもしれません。