Heat vs Pistons


昨日のピストンズ戦、朝からWOWOWで生中継されたのですが、不覚にも見逃してしまいました…。30日に再放送されるようなので、今度は見逃さないようにしなければ。さて、この試合で、先日ヒートと契約したクリス・アンダーセンがデビューを飾りました。



何度見ても凄まじいタトゥーです。(笑) 髪型はマイナーチェンジされていました。成績の方は、3分半の出場で2得点、2リバウンド。短い出場時間なので何とも言えませんが、35分換算なら20得点、20リバウンドの計算ですから、デビュー戦としては上々でしょう。(笑) コンディションが整えば、インサイドでの貢献が期待できそうです。


また、この試合のハーフタイム(?)に、チーム創設25周年を祝うセレモニーの一貫として、エディー・ジョーンズとブライアン・グラントが登場したようです。一瞬ですが、NBA.comのハイライトに映っています。うーん、生で観たかったなぁ。再放送版でカットされてなければいいんだけど…。引退後、パーキンソン病を患っていることを告白したグラントの姿を見るのは今回が初めてでしたが、元気そうで何よりでした。ただ、映像からも病気の症状は見て取れました。


ジョーンズとグラント。長年のヒートファンにとって、この2人の存在は特別です。2000年のオフに鳴り物入りでヒートに加入したものの、その夏にアロンゾ・モーニングが腎臓疾患で戦線離脱。その後、チーム成績は下降線を辿り、マックス契約を結んでいた2人は常にトレード要員に名前が挙がるなど、チーム不振への批判の矢面に立たされました。しかし、チームがドアマットに転落しても、常に全力でプレイしてチームを引っ張ったのは紛れもなくこの2人でした。しかし、ヒートがどん底の時代を脱却し、2006年に悲願の初優勝を果たしたとき、その歓喜の輪の中に2人の姿はありませんでした。グラントは2004年オフにレイカーズへ、ジョーンズは翌年オフにグリズリーズへ、それぞれトレードされていました。そして、それらのトレードでヒートに加入したシャック、ジェイムズ・ポージー、ジェイソン・ウィリアムスらが初優勝の原動力となったことは、何とも皮肉なことです。


今でこそ、ヒートはNBA屈指の強豪チームとなりましたが、今の栄光へ至るまでの暗黒の時代に、批判にさらされながらもチームを支え続けたエディー・ジョーンズとブライアン・グラント。彼らへの敬意と感謝を、ヒートファンは決して忘れることはありません。