ミシガンが全米ランキング1位に


最新の全米ランキングが発表され、ミシガンが1位になりました! ティム・ハーダウェイ・ジュニアが1年生だった2年前には全米25位にすら入っていなかったことを思うと、感慨深いものがあります。ティム・ジュニア自身も、カレッジ入りした時点ではESPNの全米新入生ランキングで93位と、決して高い評価ではありませんでしたが、今では全米No.1にランクされるチームの不動の主力選手へと成長を遂げました。また、ティム・ジュニアに続き、昨季はトレイ・バーク、今季はグレン・ロビンソン3世やニック・スタウスカスら、有望な新入生が続々と加入したことも大きかったといえます。特に、今季の全米最優秀選手の有力候補にも挙げられるバークの加入は、ミシガンの躍進の大きな原動力となりました。


ちなみに、前回ミシガンが全米1位にランクされたのは92-93シーズン。クリス・ウェバーらを擁した Fab 5 の2年目にして最後のシーズンであり、NBAではブルズが最初の3連覇を成し遂げたシーズンです。ESPNによると、ミシガンが最後に全米1位だった1992年11月30日は、ビル・クリントンアメリカ大統領に選出された27日後で、オバマ夫妻が結婚した約1か月後、当時の全米チャート1位はホイットニー・ヒューストンの "I Will Always Love You"、全米興収1位の映画は「ホームアローン2」で、トレイ・バークは生後18日だったそうです。(笑) また、この年は現ミシガンHCのジョン・ビーラインが初めてNCAAディビジョン1のHCを務めたシーズンでもあったとのこと。Fab 5 の時代が既に20年前であるという事実に、なんと時の経つのは早いことかという思いを禁じ得ません。年をとるわけですねぇ…。


ミシガンはその後、スキャンダルにより Fab 5 時代の公式記録を抹消され、長い低迷の時代に入りました。そして今、ミシガンは全米ランキング1位に返り咲き、Fab 5 も成し得なかったNCAA制覇を狙える強豪チームとなりました。栄光への道はまだまだ長く険しいものですが、チームにとって、ファンにとっての大きな夢に向かって、この勢いで突き進んでほしいものです。Go Blue !!