一時代の終焉


レブロンが古巣キャブスへの復帰を表明しました。


振り返ってみれば、レブロンがヒート移籍を表明した "The Decision" がちょうど4年前。BIG 3の結成により、ヒートは大きな変貌を遂げました。ニックスの壁に跳ね返され続けた90年代、ドアマットに沈んだ2000年代前半、歓喜の初優勝を遂げた2006年と、ずっとヒート一筋で応援し続けてきた身としては、レブロンのヒート加入が決まったときは非常に複雑な心境でした。率直に言って、当時はレブロンの加入が物凄く嫌でした。


あれから早4年。その4年間のすべてでNBAファイナルに進出し、2回のNBA制覇。全米からの憎悪にも似た批判を受け続けながら、勝ち取ったレブロンにとって初のチャンピオンリング。今となってはレブロン、そしてBIG 3を要するヒートが成し遂げた偉業に心から敬意を持っています。あっという間だった4年間。優勝のみがチームの至上命題だった4年間。異次元に迷い込んだようだった4年間。今となってはすべてがいい思い出です。


レブロンが移籍を表明すると同時に、クリス・ボッシュは5年118ミリオンでヒートとの再契約に合意しました。また、マイアミ地元紙によれば、ウェイド、ハズレムとの再契約も間近と報じられています。レブロンの移籍が確定したことにより、空いた分のキャップスペースを使ってさらなるFA補強もあるでしょう。ヒートにとって一つの時代が終焉を迎え、また新たな時代が幕を開けます。来季、ヒートはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。