Paniniブランドで使用される写真についての検証


クリッパーズがいつのまにかニコロス・ツキティシュビリと契約していたことを昨日知りました。(9月26日追記:正式に契約したのは現地時間の25日だったようです。)



なぜ今!? (((( ;゚Д゚)))



今となっては「誰それ??」って方も多いかもしれませんが、個人的にはなかなか衝撃的なニュースでした。保証なしの1年契約とのことなので、開幕ロスターに残れるかどうかは分かりませんが、今後の動向がちょっと気になります。


さて、今回は、個人的に以前から気になっていたあることを検証してみようと思います。その内容とは……



ドラフト時に「第2のノビツキー」と呼ばれた選手で成功を収めた選手はそもそもいるのか!? ( ゚Д゚)



……ではなくて! ( #゚д゚)=○)゚Д)゚、;'



前振りが長くなりましたが(笑)、今回検証する内容はこちらです。



Paniniから発行されたカードで使用されている写真は、どれぐらい使い回しされているのか。



Paniniが独占的にNBAカードを発行するようになった当初からずっと感じていたことなのですが、Paniniブランドで使用される写真は非常に使い回しが多いです。現役選手はさほどでもないかもしれませんが、引退選手はこの傾向が顕著です。少なくともティムのカードは「大半のカードの写真が使い回し」と言っても過言ではありません。引退選手の写真はこれ以上増えることはないので、現役選手と比べると写真が限定されるのもある程度は理解できますが、それにしても多いという印象です。


では、具体的にはどれぐらいの写真が使い回されているのでしょう? 以前から一度検証してみたいと思っていたものの、アルバムをめくりながらの確認作業は凄く手間がかかってしまうため、なかなか着手できずにいました。が、先日 Tim Hardaway Collection Museum が完成し、所有カードの画像が容易に確認できるようになったので、これを機に詳しく検証してみようと思い立った次第です。


今回の検証の条件は下記のとおりとしました。


・09-10シーズンから13-14シーズンまでにPaniniから発行されたティムのカードを対象とする。
・カードの表面に使用されている写真のみを対象とする。
・表面に複数の写真が使用されているものは、それぞれの写真を1カウントとする。
・パラレル(ジャージのパッチ版なども含む。)はカウント対象としない。


そして、検証の結果、下記のようなデータが得られました。



【検証結果1】
検証対象となったティムのカードは77種。これに対して、使用された写真は36種。1枚のカードに2つの写真が使用されているものは2種。



【検証結果2】
使い回しがもっとも多かったもので、1つの写真が6種のカードに使用されていた。



【検証結果3】
使い回しがない写真は18種あった。



【検証結果4】
1つの写真が何種類のカードに使用されたかの一覧は下記のとおり。


6種 … 3
5種 … 1
4種 … 2
3種 … 6
2種 … 6
1種 … 18




こうやって調べてみると、予想どおり、かなりの数の写真が使い回されていたことが分かりましたが、正直、これでも思ったよりは少なかったというのが個人的な感想です。写真が使い回されていないカードはもっと少ないかと思っていました。1ケタと予想していたので。^^; ちなみに、使い回しされていない18種のうち、今回検証の対象外とした14-15シーズンのカードに使用されているものが2種あります。


あと、検証の趣旨とは少しずれますが、1枚のカードに2種類の写真が使われているものが2つしかなかったのは意外でした。昔は Flair Shawcase のように複数の写真を使用したカードはたくさんあったのですが。


せっかくなので、使い回し数がもっとも多かった写真3つ(それぞれ6種のカードに使用)のカード画像を並べてみましょう。



【写真1】


 
 
 



【写真2】


 
 
 



【写真3】


 
 
 



コレクターとしては、収集選手の新しいカードが発行されるなら、やはり写真は今までに使用されていないものの方が嬉しいですし、集め甲斐もあるというものです。コスト面や権利関係の問題など、メーカー側にもいろいろと事情はあるのだろうと思いますが、そこはメーカーとしての企業努力に期待したいところですね。